サンタ!サンタ!サンタ!
『ロックハート城』で「新しいミュージアムがオープンするらしい」とのことで、心もち肌寒くなってきた沼田市へ行ってきました。
ところで、『新しいミュージアム』って?
俳優・津川雅彦氏のコレクションである、約1000体のサンタクロースが集められた『世界のサンタミュージアム』なんだそうです。「ほぉー。じゃ、もうすぐクリスマスだしピッタリじゃないですか。」とか思っていたら間違え。そんなイベントごとでは終わらせられません。『サンタミュージアム』のパンフレットにはこんなことが書かれていました。
(パンフレットより引用)
津川さんは、今までの波乱に満ちた人生の中で誰よりも「父と子の愛」を大切にして生きてきた方です。いまやサンタは世界中で宗教を超えて子供たちがその来訪を心待ちにする偉大なキャラクターであり、コレを支えているのが実は世の父親たちなのです。そしてある日、サンタが父親だとわかった子供たちが、そ知らぬ振りをして父を喜ばせる最初の思いやりともなるのです。津川さんが、長い長い年月と深い愛情を降り注いで世界中から集めた『世界のサンタミュージアム』が最近ややもすれば父親の存在が希薄化する中で偉大な愛を交流を考えるきっかけとなれば幸いです。
18歳まで“サンタ”からプレゼントをもらっていたしいな的には、ちょっとウルウルきちゃうお話ですね。これも、もうコドモではなく“サンタ”の立場になってきてるからでしょうか。
おっ、こんなところにもサンタが。
さて、実際に『世界のサンタミュージアム』を見てみましょう。っと、実は『ロックハート城』の中に入ること自体が初めてだったのですが、まずお城の大きさにビックリです。それもそのはず、ヨーロッパの古城移築・復元したときにはコンテナ30個使っての大移動だったそうですよ。
(詳しくはこちら)
お城に入るとまず最初にこれまたものすっごく古いであろう鎧が出迎えてくれました。ちなみにしいな、ちょっと被ってみようかと思ったのですが、動かせませんでした。(※城内いろんなところにセンサーがついています。展示品触るとピィーっと鳴るのであしからず)
えっと、『世界のサンタミュージアム』は階段を上がった一番右手奥の部屋です。
部屋は全部で2部屋あったのですが、どこを見てもサンタクロース・サンタクロース・サンタクロース!部屋中がサンタクロースで真っ赤ですよ。…当然ですけどね。しかし約1000体あるサンタクロースですが、ひとつひとつ表情も格好も違うのですよ。
車いすの少年にプレゼントを渡しているサンタ
たくさんのお手紙のお返事に悩まされるサンタ
プレゼントを配り終え、疲れて寝てしまったサンタ
バスケットをするサンタ
…ホント、いろんなサンタがいるんですよ。見ていて飽きません。
そんなサンタの中で、部屋の中央にいたサンタがこれ。
身長が170cmもあるんですよ。実際のサンタもこのぐらい大きいのかなぁ。しいなはもっと体格のいいサンタだと思ってたのですが…
しかもこのサンタ、すごいのは大きさだけじゃない!よぉーく見ると、顔や手の皮膚が本物じゃないかと思うぐらい細かいの。皮膚の毛穴やしわの深さまで、それは自分の皮膚と比べてみちゃうぐらい。(あっ、しいなの皮膚はおじーちゃんみたいではないですよ)
おっと、こんなところで『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックにも会っちゃいました。まさかこんなところで会うとは。ちなみに、ジャックは2人いましたよ。
ってな感じで、最後はしいなカメラマン、『サンタクロース撮影会』状態で人目を気にせず、バシバシ撮っちゃってたわけです。この『世界のサンタミュージアム』にくれば、コドモの頃に自分が描いていたのサンタクロースと出会えるかもしれませんよ。
部屋の出口に誰でも訪れた人が書くことのできるノートがありました。そのなかの1ぺージにこんなことが書かれていました…
「ぼくはサンタさんが本当にいると思います。」
やっぱりみんなサンタクロースが好きなんですね。