こんにちわ、しいなです。
6月に突入で、いよいよ梅雨到来ですね。イヤですね、ジメジメして。この時期の心配事といえば、どうしろっというぐらい拡がるくせ毛。毎日髪と戦っている人はしいなだけではないでしょう。
そんな梅雨を少しでも楽しみたいアイテム、傘を自分好みに作ってもらえるお店を見つけましたよ。自分だけのオリジナル作ってみませんか?(といっても『日傘』ですけど)
今回伺ったのは前橋市街地の弁天通にあるセキネ洋傘店。創業は明治時代というのでビックリ。今年でちょうど100年だそうです。おめでとうございます。
この店は傘の修理をしてくれる、前橋市内でもめずらしいお店です。それも、お店で買った傘ならば、無料で修理をしてくれるのだそうですよ。20年も同じ傘を使い続ける人もいるとか。
部品換えもしてくれるそうで、手で開く傘を、「ジャンプ傘(ボタンを押すとパッと開く傘)」にして」なんて注文もあるとか。さすが、自動車所有率90%の群馬県ならではの注文です。やはり片手で開けられるのは便利ですもの。
この傘はほねが16本あるんですよ。 以前はこの16本が主流だったそうなんです。 ちなみに、現在デパートなどで並べられている傘のほねは8本。 ほぉー、通常の倍ですよ、倍。やはり風とかにも強くて、丈夫なんだそうですよ。
さぁ、いよいよオリジナル傘について聞いてみましたよ。
「傘を作ってもらえる」といっても、通常の生地の場合には『日傘』。それはそうですよね、普通の生地って防水してませんもの。ただ、生地自体に防水加工がしてあるものならば、『雨傘』も作ってもらえるそうですよ。
生地も規定はあるんです。幅50cm、長さ2mの生地でないと作れません。というのは、この(写真参照)ようにすべて繋げて裁断するそうなんです。これには「三角形に切った布を縫い合わしていく」と思っていたしいなもビックリでした。
生地の厚さについては『ワイシャツ』ぐらいの生地の薄いものでも作れるそうです。反対に、『コート』のような厚い生地は縫うことができないのでダメですよ。
お客さんの中には自分で染めた『藍染』や以前に自分が着ていた『着物の反物』などを、オリジナルの日傘に作りかえてもらいたいと持参されるお客さんもいるそうですよ。
「オリジナルの傘を作りたい」という方は、生地の質や模様によってできないものがあるので、事前に生地の見本を持って一度お店に相談してみてください。
制作費:1本5000円〜
パラソルの生地と骨組みを縫い合わせる手つきは滑らかな精密機械のようで、わずか5分ほどで傘が出来上がっちゃいました。
日傘は高級品ともなると2万〜3万円もするそうですよ。全面に施された繊細なレース模様が入っていて、しいなも欲しくなっちゃいました。
日傘の場合は、傘を分解して、また組み立てて縫い合わせるという技術があるので、パラソル部分が汚れてもお店に持参すると布部分をとりはずしてクリーニングしてもらえますよ。これで、日傘も毎年新品同様にルンルン気分で使えますよね。
「傘は縁起物」と言われているって知ってました?傘の形状が『パっと開く』さまからなんだそうです。 結婚式の引き出物や入学、就職の贈り物にいいかもしれませんね。