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〜前回までのあらすじ〜

ユニフォーム、メガホン、フラッグを手に入れ、サポーターズクラブに入会して会員証ゲット。これでどこから見てもザスパサポーター！のはずだったが…

暑いっ！とにかく暑いですっ！

さっきまでスタジアムの入口でチラシを千枚近く配ってました。
（番外編→ザ・ドキュメンタリー！群馬ダービーまであと24時間）
30℃を越える夏日の中、さすがにグッタリ。そして、スロースターターで遅刻魔の僕はまたも開始時間ギリギリでのスタジアム入場です。

というより、カンペキ遅刻です。
（真のサポーターになる前にまともな大人にならないと…）

今日の対戦相手は『群馬FCホリコシ』。群馬ダービーという注目の一戦です。

ザスパにとっては意地でも落とせない一戦ですが、サポーターとしても相手の声援に引けをとるわけにはいきません。キックオフの前からボルテージを上げておかなくてはいけないのに、そんな日に遅刻するとは…

全速力で階段を駆け上がり観戦スタンドへ。
幸いまだ試合は始まっていません。

ところが、スタンドの反対側の芝生席を見ると、超特大の旗を持ったザスパサポーターの一団が叫んでいます。

「ザス〜パ草津！」

それに合わせて太鼓をドンドコ叩いています。
（リズムを文章で表すのは難しいのでドンドコで許してください）

その時僕はテレビで見た日本代表の試合を思い出しました。

「なるほど、これがザスパの応援コールか！」

他にもこんなコールがありました！

●「くぅ〜さぁ〜つぅ〜」

まず片手をあげて「くぅ〜さぁ〜つぅ〜」これをひたすら連呼する。

このコールが試合中、一番多くやっていました。わりと試合がこう着している時に起こっていました（苦）

●「おぉぉぉぉぉ〜〜」

お次はこんな感じ。片手に持ったタオルを高く掲げ、クルクル回します。

「おぉぉぉぉぉ〜〜」とうなり声（？）が響き渡ります。対戦相手を威嚇するするためでしょうか？

結局のところ「応援に型なんてないんだ」と思いましたね。

言ったもん勝ち、やったもん勝ちです！
太鼓のリズムに合わせて声を出せば立派な応援コールに聞こえます！

そして、試合が進むにつれて、サポーターたちの応援はヒートアップ！跳んで叫んでジャンプしてシャウトしての興奮状態です！

見ているだけでもトリハダが立ちそうなというか、なんていうか、神経を揺さぶって脈拍が速くなってしまうような体毛が声援にビリビリ共鳴しているような…とにかく普通じゃなかなか味わえない興奮です。

う、うらやましい！

そんな彼らをスタジアムの端の方で眺めていた僕は「いつかこの輪に混じってやる！」と、心の中でつぶやきました。

僕みたいに内気なタイプは「誰でも平気だよ。おいでよ！」って言われても「あ、そうスか？じゃ、遠慮なく…」って言いながらすっごく遠慮がちっス！

じゃあ、どうすればこの輪に混じれるのかって？
いい質問ですねぇ。
じゃ、挑戦してきます！

≪次回に続く≫