七穀おこわ? 前橋に新・名物弁当の予感!
福山です。会社の近所で「弁天ワッセ」という市が開かれているというので、お昼休みにピクニック気分で出かけてきました!
弁財天の縁日(毎月3日)に、前橋市の弁天通り商店街にある大蓮寺の門前で、他の市にはない露店が並ぶんですって。
おっ?香ばし〜い匂いがします。
んんっ!「七福神弁天おこわ」の看板に湯気の出てるセイロ。
ちょっとのぞいて見ま…見て見て!クリだ!
●『七福神弁天おこわ』は名物になる予感!
“弁天ワッセ”という市は、今年9月3日が実は初めての市だったそうです。(どーりで初耳だったわけだ)
詳しいことは、弁天通りで配られてる『BENTEN WASSE TIMES』という新聞に載っています。(たぶん県庁に行っても入手できると思います)
弁天通りのお寺の門前で売っているこの「七福神弁天おこわ」、言ってみれば駅弁みたいなものでしょうか?ということは、フードレポーターとして喰い逃すわけにはいきません。(“食い逃げ”じゃないですよ。お金は払ってます)
さっそく中身を観察してみると…
色とりどりの粒がいっぱいブレンドされてますねぇ。弁財天は七福神のひとり、それに弁天様のご利益は七つあるんそうですが、それにちなんで七つの穀物が入ったおこわが生まれたんだとか。
七という数字は「七草がゆ」とか「七五三」とか「なくて七癖」とか、日本人にとっては昔からなんとなくけじめのつく数字ですから、けっこう縁起のいい名前かも。これは前橋名物になるかもよ。そういえば、弁天通りって「七夕まつり」の飾りも名物なんですよね。
ちなみに七つの穀物ってなーんでしょう?
(1)米
(2)もち米
(3)赤米
(4)黒米
(5)きび
(6)あわ
(7)ゴマ
へぇ〜、米だけでもいろんな種類があるんですねぇ!
それぞれの材料の歯ごたえや風味を引き出すために、すべて別々に炊き分けているという手間のかけよう。しかも、着色料を使わずにほんのり赤い色を付けるというかなりのこだわり&自然&健康志向です。
それに、私の大好きなクリが乗ってます!これがなんといっても重要なんです。
これだけ素材を揃えて、手間ひまをかけておいくらでしたっけ?
…300えん!? 安っ!
●では、いただきまーす!
弁天ワッセでは、赤い毛氈のベンチはどれでも座っていいんだそうです。日差しが強かったので、傘のついた席を選んじゃいました。
クリがね、やっぱ美味しいんですよ。ちょうどいい火のとおり加減っていうのかな。香りがほどよく残っていて、でも生じゃないっていう加減。
かんじんのおこわですが、すごいですよ〜。
いろんな穀物の味がします(七つも入ってるんだから当たり前ですね)。地面から生えている種族同士、同じ釜の飯になっても相性バッチリですね。
歯ごたえもちょうどよくて、どれもみんな同じくらいの硬さだからとっても食べやすいです。わざわざ別々に炊き上げたという意味がやっと理解できました。
しかも、ビタミンやらミネラルやら一緒に摂取できているのが幸せです。私、朝食はゴハン党なんですけど、朝からこんなゴハンが食べられたら幸せだし、健康だし、間食もいらない!って思えそう。
●弁天通りではすでにブレイク!
この「七福神弁天おこわ」、200食を用意したのに半日でほぼ完売でした。
私がお昼に買ったときはもうあとわずか…という状態。
来月の市も縁日の3日に行われるそうですが、そのときは早めに行って買いだめしておいたほうがいいかも知れません。
来月も絶対「七福神弁天おこわ」を出してくださいね!
(NPO法人「ぐんま食と観光ねっと」の皆さんへのお願いでした)
「七福神 弁天おこわ」
【所在】群馬県前橋市弁天通り商店街 大蓮寺の門前
【時間】弁天ワッセは毎月3日、10時〜17時