毎月3日開催!人情溢れる粋な市。
今月3日に初めて開催された『弁天ワッセ』。以前、数回弁天通りの取材をするため訪れていますが、今日は立て看板もちょうちんもかかってます。
秋めいてきている中、弁天通りだけはまだまだ暑い夏祭りと化していました。それにしても、平日(この日は金曜日)だというのにこの通りは人どおりが激しいですね。初めての市だけあって、自転車のおばちゃんたちが不思議そうに見ていましたよ。
市の中心となるのが『大蓮寺』。弁天通りのちょうど中央部分にあります。前橋のおまつりに行ったことがある人なら、一度は入ったことがあるはず。ちょっとした、憩いの場ですよね。
『しいな』っと。
ペタ
『弁天ワッセ』開催中のときだけに現れるのが、『大蓮寺』の門前に立てられた朱色の円柱。この円柱は、祈願札(1枚100円)を購入するして、好きな文字を書き、円柱にペタっと貼るのです。
っと、しいなが貼った上のほうには先程までここにいた福山さんの祈願札じゃないですか。そして、しいながいる間もどんどん増え続ける祈願札。これって、次回開催のときは今回の札の上に付け加えられていくのでしょうか。円柱の朱色が見えないぐらいまでペタっと貼られていくのでしょう。フフッ。
あっ、この祈願札って以前うかがった『マメゼン』さんのじゃないですか。
何度も訪れたことがある『大蓮寺』でしたが、境内に『水琴窟』があるのは知りませんでした。
一応、『水琴窟』は排水の途中に、瓶などで小さな空洞を作って、そこに流れ込んだ水が滴となって落ち、その空間に響き渡る音を敷石に挿してる竹筒で聞きます。
初めて聞く『水琴窟』の音は、とても響きのある透きとおった音でした。
さて、境内に並んでいる露店は手作りモノでいっぱいでした。手作りモノに立ち止まるのは、やっぱり若い女の人ばかり。
ここで、しいなが今一番興味があるものを見つけました。それが、トンボ玉です。ここでは、自分の好きな色・好きな形のものを選んで購入できるお店がありました。これは迷っちゃう。
中の模様はこんな感じ
そして、こっちはちょっと変わった万華鏡。側面がすべてステンドグラスで作られていました。万華鏡の中にはビーズが入ってるのですが、液(何かは不明)と一緒に試験管の中に入っているため、ゆっくりと模様が変わります。
すごい。すごいとしか言えません。
だって、しいなは普通の万華鏡作るのにも苦労したのに…
万華鏡を作った藤崎さんは弁天通りをちょっと入ったところにある、『弁天工房』というお店のオーナーさんでした。お話では、『弁天工房』で体験教室を開いているとか。おぉー、いいですね。藤崎さんのほか、計4人でトンボ玉やステンドグラス、おりがみなどもあるそうで、小さな小学生も参加していたり。
ムムム…面白そうですね。『弁天工房』にも興味があるし。いったいどんなところなのでしょうか。今度訪ねてみましょう。
これが文字もじ切り紙
絵本作家の卵だそうですよ
もうひとり、ねこひさん。
期間中は実践販売をしていました。それが、『文字もじ切り紙』。三等分に折って、文字と絵を組み合わせて切っていくそうです。細かいですねぇー
そして、自作の絵本も置いてありました。いろえんぴつとパステル絵の具で描かれた絵は色がとてもやわらかく、人物の顔が豊かな表情の絵でした。絵の具については、ティッシュを使っているとか。ティッシュでもより柔らかい部分を選んで使用しているそうですよ。
…と、ねこひさんの作品についてのいろんな思いをお話したりもしました。
『弁天ワッセ』に関わっている人たち、そして集まってくる人、みなさんがとても和やかな人ばかり。
境内でシャボン玉をする住職さん。
自分のお店を離れっぱなしで、「ちゃんと商売しなくちゃー」と言われちゃう店主さん。
「ちょっと○○終わっちゃったからかしてっ」と訪れる、お隣の店人。
時間がゆったり流れています。でもそれが変わりなく毎日続いている場所。しいなも、こんな場所に住んで、「ちょっとお醤油かしてくださーい」と隣の家にうかがったりしてみたいです。
「弁天ワッセ」
【所在】群馬県前橋市弁天通り商店街
【時間】弁天ワッセは毎月3日、10時〜17時